漫画用3Dモデルについて

 

目次

 

●漫画用3Dモデルとは

漫画用のアタリや下書き、または直接線画抽出をしてそのまま使用することを想定した3Dモデルです。
基本的にファイル自体は通常の3Dモデルと変わりませんが、線画抽出を想定して作られたものは、より綺麗な線画が出ます。

使用方法としては、CLIP STUDIO PAINTなどの作画用ソフトに直接読み込み、下敷きにしたり、線画抽出してそのまま使用するほか、BlenderやSketchUpなどの3Dソフトから線画を表示して画像として保存し、作画時に画像をキャンバスに張り付けて使用する場合もあります。

なお、ソフトによって対応ファイル形式が異なります。
一般的なファイル形式としてはOBJ、FBXなどがあります。

 

 

●きれいに線画抽出するには(クリスタ)

クリスタのLT変換はなるべく解像度の大きなキャンバスで行う方が線画がきれいに抽出されます。光源の有無や方向なども影響しますので、いろいろ設定を試されてみてください。
また、直接LT変換を行わず、レイヤープロパティで線画抽出を設定してレイヤー自体をラスタライズする方法もあります。こちらのYouTube動画がわかりやすいため、ご紹介させていただきます。

また、線画抽出はBlenderやSketchUoなど、クリスタ以外のソフトでも抽出することができます。ソフトごとに線画抽出の精度や傾向が異なるので、色々と試してみるのも良いかもしれません。

 

●3Dモデルを拡大縮小する(クリスタ)

大きさの変更は、(オブジェクトを選択した状態で)ツールプロパティの右下スパナのボタンをクリックし、サブツール詳細ウィンドウの「配置」タブから「オブジェクトスケール」の値を変更することで拡大縮小ができます。
画面上のマニピュレーターでも拡大縮小できます。(参考:クリスタ公式ユーザーガイド

 

●テクスチャとは?

テクスチャとは3Dポリゴンの表面に張り付けられた画像のことです。
色や質感、模様などを表すのに使われます。
クリスタのLT変換ではこのテクスチャを線画に変換することができます。
ただ出力は一定でないため、出したいイメージに近くなるように設定を調整する必要があります(写真を加工でイラスト風にするのをイメージしていただければと思います)。